#12 【美人服レシピ】長方形で作るオフショルダーブラウス
こんにちは、「美人服洋裁師」の山﨑ゆきこです。着る人を美人に見せる「美人服」を作る洋裁師として、型紙ショップと洋裁サロンを運営しています。
こちらのブログ「美人服を作るための洋裁レッスン100」では、一級技能士が、洋裁に役立つ情報や簡単レシピをご紹介しています。
今回は、この夏の大人気の「オフショルダーブラウス」の作り方をご紹介します。オフショルダーブラウスは、肩のラインを見せた、リゾート感溢れるセクシーなトップスです。
首回りが大きく開いているので、暑い季節でもとっても涼しい!今年はリゾートだけでなく、タウンウェアとしても大活躍してくれそうです。
オフショルダートップスは、衿やカフスが無いのでパーツが少なく、ソーイングしやすいアイテムです。今回は、長方形だけで作るノースリーブトップスの作り方をご紹介します。
型紙が要らずで直断ちOK!夏本番前に、1dayソーイングでスピーディーに作っちゃいましょう。
♦︎材料
- 生地 110幅以上 1m
- 平ゴム 1.5cm幅 90cm
♦︎素材
綿ローン
薄手のハンカチに使われる夏向き素材。透けない色柄を選びましょう。
ブロード
Yシャツに使われるシャツ用の代表的な素材。縫いやすく、手芸店で手に入りやすい生地です。
シャンブレー
霜がかかったような織り模様が特徴。ブロード同様、最も縫いやすい素材のひとつです。
生地を買うなら日暮里繊維街がおすすめです。>日暮里繊維街の歩き方
♦︎裁断
下準備
裁断前の準備として、必ず生地に水通しをしておきましょう。
詳しい手順はこちら:どうして生地には水通しが必要?
*縫い代を含んだ数値です
♦︎作り方手順
step 1 前後見頃を合わせる
開き止まりまで(上から16.5cm開けて)脇を縫い合わせます。縫い代1.5cm
step 2 裾上げ
裾を三つ折りで仕上げます。
(サンプルは、裾に細いゴムを入れています)
step 3 袖口を縫う
脇の縫い代をアイロンで開いて、開いた部分(袖口)にステッチをかけます。
step 4 フリル
フリルを筒状に縫って、下部を三つ折りにする。
縫い代1cm
step 5 見頃とフリル
見頃とフリルと繋ぎます。
フリルの表と、見頃の裏を合わせて縫います。
縫い代1cm
step 6 ゴム通し
フリルに2cm幅のゴム通しを作ります。
縫い始めと終わりの間を、ゴム通し穴として2cm開けておく。
縫い代1cm
step 7 ゴム
ゴムを通して、ギャザーを寄せる。仕上がり寸法85cm。
ゴムの長さは種類によって異なりますが、80cmぐらいが目安です。
ゴム通し穴を塞いだら完成です!
長方形オフショルの進化系!
長方形で作るオフショルダーブラウスに、進化版が登場しました!
進化版は、洋裁教室「ピボット」の体験レッスンで作れます。
♦︎コーディネート
<ガウチョパンツ>
旬なアイテム同士の組み合わせなら間違いなし。
幅の広いガウチョパンツは、暑い季節でも涼しく着られます。
<マキシスカート>
マキシ丈のスカートを合わせたら、リゾート感がさらにアップ!
マキシスカートの無料型紙はこちら
<デニム>
華やかなトップスをデニムでクールダウン。
デイリーに活躍するコーディネートです。
♦︎直線裁ちレシピ
洋裁が難しいと思われる原因のひとつは、パターンの複雑さにあります。曲線的な女性の体を包み込む洋服の構造はとても複雑。一見直線に見えるラインも、実は計算された曲線で構成されているのです。
ピボットパターンでは、洋裁をできるだけカジュアルに楽しんでいただくために、長方形だけでできるレシピを考案しています。型紙要らずで、生地に直に製図して裁断できる、簡単な作り方を順次公開しています。
簡略さを優先しているので、多少矛盾が生じるのは仕方ありませんが、きちんと着られる洋服に仕上がります。ビギナーの方も気軽にトライしてみてください。
<直線裁ちレシピ>
- 長方形で作るペンシルスカート
- 長方形で作るマキシスカート
- 長方形で作るオフショルダーブラウス
- 長方形で作るオフショルダーワンピース
- ワンランク上のギャザースカート
- 小学生の自由研究 親子で作るワンピース
- 小学生の自由研究 ボンドで作るスカート
- ロックミシンの要らない子供スカートの作り方
こちらのレシピは、ピボットパターンが著作権を有しています。
こちらのレシピは、個人利用に限りご利用いただけます。また、ハンドメイドマーケットやバザーなど、個人取引で販売される場合にもご利用いただけます。出品する際は、下記の内容をご明記ください。
- 「© 2012 pivotpattern All Rights Reserved」と明記してください。
- URL「http://pivotpattern.com/」を明記してください。