#13 ギャザースカートをワンランクupさせるポイント

#13 ギャザースカートをワンランクupさせるポイント

こんにちは、”美人服”洋裁師の山﨑ゆきこです。着る人を美人に見せる”美人服”を作る洋裁師として、型紙ショップ洋裁サロンを運営しています。

こちらのブログ「美人服を作るための洋裁レッスン100」では、一級技能士が、洋裁に役立つ情報や簡単レシピをご紹介しています。

今回は、ソーイングの定番中の定番「ギャザースカート」についてです。

ギャザースカートは、簡単に作れて着やすいアイテムなんですが、一歩間違うと野暮ったい印象になってしまいます。

子供用なら、可愛い布を選べば間違いありませんが、大人用に洗練されたギャザースカートを作るのは、意外と難しいものです。

定番のギャザースカートを、ワンランク上の仕上がりにするためには、4つのポイントを押さえることが大切です。

  1. ゴムの太さ
  2. 裾幅

4つのポイントをアップデートさせれば、今年らしいのギャザースカートが作ることができますよ。

今回は、イマドキのギャザースカート作るためのポイントと、作り方のレシピをご紹介します。

 


♦︎4つのデザインポイント

1.丈

最近は、スカート丈60~65cmの長めが人気です。膝がすっぽり隠れて、ふくらはぎの中間ぐらいまでのミディ丈がオススメです。

2.幅

ボリュームを持たせたデザインがトレンド。スカート幅150cm~160cmぐらい。デニム、ギャバジンなどは少し厚みがあるので、スカート幅は控えめに。反対にローンは薄いので、多めに調整しましょう。ボリュームがあり過ぎると太って見えるので、体型に合わせて加減してください。

3.ゴムの太さ

ゴムウエストは格好悪いので、トップスで隠すのが当たり前だったのは過去の話。近年は、ゴムウエストがすっかり市民権を得て、デザインポイントになっています。4~5cmの太めのゴムがオススメ。

4.裾幅

裾の仕上げも太めが人気です。思い切って、10cm以上の折り返しにしましょう。太くなると、生地が寄れて縫いにくくなるので、しつけ糸で留めてからミシンを掛けます。折り返しが太いと裾にボリュームが出るので、その分スカート幅を狭めに調整しましょう。

 


♦︎生地

ブロード

生地ブロード2

Yシャツに使われるシャツ用の定番素材。適度に張りがあるので、扱いやすい生地です。透けない色柄を選びましょう。透ける場合は裏地が必要です。裏地は、表地より10cm程度短く仕上げます。

 

シャンブレー

生地シャンブレー

霜降りのような模様のある生地。扱いやすい素材のひとつです。ギャザースカートには、薄めがおすすめ。

 

デニム

生地デニム

どんなトップスとも合わせやすいデニムは、一枚持っているととても便利。薄くて柔らかいもの選びましょう。ダンガリーでもOKです。ボリュームがあるので、幅を控えめに。

 

ローン

生地ローン

薄くて透けるので、裏地が必要です。裏地は、表地より10cm程度短く仕上げます。ボリュームが少ないので、横幅を10%程増やしましょう。

 

ギャバジン、ツイル

生地ツイル

張り強いので、あまりギャザースカート向きではありませんが、薄手のものなら可。

 

 

生地を買うなら日暮里繊維街がおすすめです。>日暮里繊維街の歩き方

日暮里繊維街

 


♦︎レシピ

ギャザースカート作り方

材料

  • 生地 90cm幅以上 180cm
  • ゴム 4cm幅 80cm

 

準備

裁断前に下準備として、必ず生地に水通しをしておきましょう。水通しの方法はこちら

>なぜ生地には水通しが必要

 

step 1 サイド

サイドを縫い合わせます。縫い代を割る場合は縫い代1.5cm、片倒しする場合は1cm。

 

step 2 裾

裾を1cm/12cmの三つ折りにします。寄れやすいので、細かくマチ針で止めるか、しつけ糸で留めてからミシンを掛けます。

 

step 3 ウエスト

ウエストを1cm/4.5cmの三つ折りにして、ゴム通しを作ります。ゴム通し穴として、縫い始めと縫い終わりの間を5cm縫わずに開けておきます。

 

step 4 ゴム

ゴムを通して、通し穴を塞いだら完成です。ゴムは種類によって収縮率が違うので、ゴム長さは実際に履いてから調整しましょう。ゴムの長さの目安は、仕上がり寸法マイナス5cmです。Mサイズで68cm前後。

 

ギャザースカート作り方ラッフル袖ブラウス 実物大型紙はこちら

ギャザースカート作り方長方形で作るオフショルダーブラウスの無料レシピはこちら

 


♦︎長方形レシピ(直裁ち)

洋裁が難しいと思われる原因のひとつは、パターンの複雑さにあります。曲線的な女性の体を包み込む洋服の構造はとても複雑。一見直線に見えるラインも、実は計算された曲線で構成されているのです。
ピボットパターンでは、洋裁をできるだけカジュアルに楽しんでいただくために、長方形だけでできるレシピを考案しています。型紙要らずで、生地に直に製図して裁断できる、簡単な作り方を順次公開しています。
簡略さを優先しているので、多少矛盾が生じるのは仕方ありませんが、きちんと着られる洋服に仕上がります。ビギナーの方も気軽にトライしてみてください。

<長方形レシピ>

 


こちらのレシピは、ピボットパターンが著作権を有しています。

こちらのレシピは、個人利用に限りご利用いただけます。また、ハンドメイドマーケットやバザーなど、個人取引で販売される場合にもご利用いただけます。出品する際は、下記の内容をご明記ください。

  1. 「© 2012 pivotpattern  All Rights Reserved」と明記してください。
  2. URL「http://pivotpattern.com/」を明記してください。

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